抗利尿ホルモンの減少による頻尿

中高年になると抗利尿ホルモンが低下することが分かっています。抗利尿ホルモンとは尿の量を抑制する働きのホルモンです。もちろん単に尿を抑えるわけではなく、例えばスポーツなどによってたくさんの汗をかいたときなどは、排尿量を抑えて脱水にならないようにコントロールします。

 

加齢により抗利尿ホルモンの分泌が低下することで、頻尿が起こり、体内水分は低下してしまうため、水分補給も重要なのです。中高年になると夜トイレに行くために目が覚めるという人も増えてきますが、これも抗利尿ホルモンの低下が関係している場合もあります。老化予防のためにも抗酸化効果の高い野菜やフルーツを意識的に摂取しましょう。またサプリなどをプラスしてみるのもおすすめです。

 

女性に多い腹圧性尿失禁・切迫性尿失禁

尿道を支えている骨盤底筋や尿道括約筋は、出産、老化、肥満、運動不足、便秘などによって弱ります。それによって尿道がきちんと締まらないため、くしゃみなどで膀胱に圧がかかったときに尿が漏れてしまうのです。

 

また老化により排尿したいという感覚がぎりぎりまで感じなくなると、トイレに行きたいと思ったときには、もう間に合わないという切迫性尿失禁もあります。これらは特に女性に多い原因と言われている頻尿、尿漏れ原因です。毎日適度な運動で、腹筋など落とさないようにすることも大切です。

 

前立腺肥大症による頻尿

中高年男性に多くみられる頻尿の原因には、前立腺肥大症があります。トイレが近い、尿のキレが悪い、トイレの回数が多いなどがあり、積極的に外出ができなくなる人までいるほどです。前立腺は男性だけが持っている精液の一部である前立腺液を分泌する部位です。

 

男性ホルモンと深く関わっており、男性ホルモンが減少する50歳前後になると、前立腺は年齢とともにだんだん大きくなっていきます。その大きさが肥大してしまうと尿道を圧迫してしまうため、頻尿やキレが悪いなどの排尿トラブルを起こしてしまうのです。

 

前立腺の中央を膀胱から出た尿道が通っており、前立腺の圧迫により尿道にトラブルを起こします。夜間頻尿がひどい場合もあり、一晩に10回以上起きてしまうということもあるのです。前立腺は癌もできやすいので注意しなければなりません。ノコギリヤシなどのサプリを取り入れてみてはいかがでしょう。

 

過活動膀胱による漏れ

過活動膀胱は、脳と膀胱(尿道)をつなぐ神経に問題がある場合と、神経にはまったく関係のない場合あり、過活動膀胱のメカニズムについては、まだ分かっていないことがたくさんあります。一般的には加齢によって、膀胱の機能の低下が原因で症状が出るのです。また骨盤低筋が加齢によって低下することで起こることもあります。

 

症状としては突然尿意を感じたり、水分をたくさん飲まなくても1日に10回以上排尿するなどの頻尿が見られます。膀胱に異常な収縮が起こり、強い尿意や頻尿となるのです。また振動を加えると尿漏れが起こりやすく、車やバス、電車などに乗っていると排尿したくなる特徴もあります。