痛風とはどんな病気?

そもそも痛風とはどんな病気なのでしょう。名前の由来は風が吹いただけでも痛いという、激痛が特徴です。特に足の親指の付け根に多く発症すると言われています。発作は繰り返し起こり激痛に耐えられずに病院に飛び込む人も多いほどです。

 

痛風は尿酸が体内に溜まってしまい、それが結晶となって関節にこびりつきます。その結晶によって激しい関節炎が起こるというものです。多くは足の親指に発症しますが、放っておくと他の関節にも広がっていき、さまざまな関節に発症する可能性があります。

 

痛風が発症する前に尿酸値が高い状態となり、その状態を高尿酸血症と言い、そのままの状態にしておくと、ある日突然足の親指のつけ根などが赤く腫れ上がり、強烈な痛みの発作に襲われます。激痛は1週間から10日で治まり何もなかったように戻りますが、放っておけばまた1年以内に突然発作がやってくると言われています。

痛風発作で腫れる足

1度発作が出たらその痛みは我慢できるものではなく、痛み止めを服用することで乗り切りますが、治療をしていかないと今度は足首、腰と激痛の位置が広がっていくことになるのです。原因は遺伝と環境の両方が考えられています。

 

尿酸値が高い人は心血管障害、脳血管障害などのトラブルを抱えていることが多いため、両面から注意が必要です。男性は20歳過ぎから発症し、特に50歳を過ぎるころから多くなります。女性は閉経前後の50歳頃から発症する人が出てきますが、それでも女性の発症はとても少ないと言われている病気です。

 

なぜ女性は少ないのか?

男性に比べて女性の尿酸血中濃度は、非常に低いことが理由となります。女性ホルモンの一種、エストロゲンには腎臓からの尿酸排泄を促進する作用があるのです。そのため尿酸が溜まりにくい仕組みとなっているため、中高年になるまでの女性の発症はほとんどありません。

 

しかし閉経に向かいエストロゲンが急激に低下すると、だんだん尿酸の排泄が低下していきます。そのため50歳を超える頃からは、女性の痛風もぼつぼつ増えてくるわけです。

 

痛風発症について

痛風発作は血清尿酸値が7.0mg/dL以上の状態が、数年以上は続くことで起こります。男性の平均は3.5〜7.0r/dl、女性の場合は2.4〜5.8r/dlと、全体的に女性の平均尿酸値は少なく、男性の方が高尿酸値と判断される7.0mg/dLに到達しやすいと言えるのです。
50歳頃からエストロゲンも激減し、女性も痛風のリスクが高くなるので少数の女性は発症してしまいます。他にも遺伝や薬の影響などで起こることもあります。