基礎代謝の低下と体重増加の関係

50歳ともなると心臓を動かす力、呼吸をする力、腸を動かす力、細胞の修復力・再生力など、いろいろな機能が老化によって低下します。それによって基礎代謝がグーンと落ちてしまうのです。実際に食事など、若いときと同じように食べてしまうことがほとんどです。そこで摂取カロリーと消費カロリーのバランスが崩れてしまい、体重増加につながってしまいます。中高年になったら若いときのままの食べ方は、見直しが必要かも知れません。

 

筋力低下は肥満を招く

老化の1つとして、筋力が低下していきます。特殊な運動などをしている人は別ですが、普通に生活している人の場合、特に今までと代わらない生活をして、筋肉を同じように使っているだけでは筋肉量も落ちてしまうのです。

 

筋肉量は基礎代謝量に大きく影響を与えるため、筋肉量を減らさないように適度な運動を毎日続けることが必要となります。しかし現実は年齢が高くなるほど体を動かさなくなることもあり、体重増加につながってしまうのです。

 

体の酸化が太る原因に

加齢によって体の細胞や脂肪など、さまざまなところに活性酸素がたまりやすくなります。活性酸素はエネルギーをつくるときに発生するため、呼吸をしただけでも発生するものです。特にストレスを受けると大量に発生します。

 

このように活性酸素が発生するのは仕方ないことですが、若いうちは活性酸素消去酵素が十分体内でつくられるため、体の酸化が抑えられているのです。しかし加齢にともなって活性酸素消去酵素は十分に作られなくなっていき、体の酸化が進行して老化が始まります。

 

活性酸素が増えてしまうと、細胞内にあるミトコンドリアの働きも低下し細胞の代謝が低下します。これが肌の老化、内臓機能の老化など、さまざまな老化につながるのです。そのため50歳を過ぎたら、しっかり食事やサプリから抗酸化パワーの高い食品を摂して補うことが重要なのです。

 

糖化が肥満を増長

中高年になると、体の糖化がより老化を早めてしまいます。私たちの体内に存在しているタンパク質と、食事から摂取する糖が結びつき、糖化したタンパク質が体内に蓄積していきます。それによって老化が進み、中年太りが増長されます。

 

タンパク質は体を構成する中心的な成分で、細胞や脳の情報伝達などもすべてタンパク質でできています。しかしこのタンパク質が糖化してしまうと、もともとのタンパク質とは性質の違う、糖化タンパク質というものになってしまい体中の老化を早めるのです。

 

糖自体は重要なエネルギー源の1つであり、なくてはならない成分ですが、摂取過剰によって老化につながる糖化タンパク質を作ってしまいます。食生活を見直し、糖化を防ぐようにしたいものです。そのためにも食べ過ぎを避け、食べ方も時間をかけ、糖質を減らし、食間もしっかり空ける、野菜を多く摂るなど努力が必要となります。

 

関節のトラブルによる運動不足

中高年になると、さまざまな関節のトラブルなども起こりやすくなります。膝が痛い、腰が痛い、肩が痛い、指が痛い、肘が痛い、首が痛いなどさまざまな関節トラブルが起こると、体を動かすことを消極的になり、毎日の生活の中でも動きが鈍くなったり、運動不足になることにつながります。それによって肥満を招いてしまうこともあるので、無理のない運動を少しずつでも続けたいものです。サプリなどで軟骨成分の補給なども考えてみましょう。